悪質なる押し売り悪徳業者【浄水器押し売りに御注意!!】其の一
2003年6月29日私史上最高に、執拗で悪質な訪問業者が我が家にやって来た。
そんな1日を完全レポします。
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我が家のピンポンが突然不規則に鳴った。
(今思うと、ピンポンの鳴らし方さえ礼儀知らずだ!!)
覗き穴を覗くと、作業服を着た若い男が立っている。
新聞の勧誘ではなさそうだったので玄関を開けてみた。
ここが私の最大の失敗だった・・・。
開けると男は「環境なんたらセンターの者ですが、」(←悔しい事になんて言ってたかちゃんと聞き取れなかった)「水道管の汚染の確認に地域ごとで回ってます。少しの時間ですが、キッチンの流しを見させてもらってもよろしいですか?」
私は「あ、そんなことやってるんだー・・」と思ってしまい、不用心にもその男を家に上がらせてしまった・・・!!!!!
(今こうして書いていると、非常にうさん臭く、安易に家に上がらせた自分がとっても情けないのですが・・・)
そこから、押し売り業者と私の、長い長い攻防戦が始まるのだ。
男はまず、水道水をコップに少し入れ、何かの液を垂らした。
それで、塩素やらなんやらの汚い物質がどれだけ混ざってるかの濃度を見るのだという(多分そんな感じ)
この辺りから男の口調が一変、営業口調に変わったのだ。
それを私は感じ「あー!これは絶対ヤラレタな・・・。絶対何か売り付けるつもりだ。なにがなんでも断ってやる!!」
とは言っても、家に上がらせてしまった私に落ち度はありまくり。
かなりの後悔を感じてしまった。
そしてもちろん水道水は、男の持って来た得体の知れない液に大反応。
黄色く濁る。
「これだけお宅の水は汚れてます。」的なことを営業口調で力説し始める。
そして男はリュックから何かを取り出した。
高さ30cmくらいのポンプのようなもの。
浄水器だ・・・!!
キタ━━━━(`Д´)━━━━ !!!!!
かなり身構える私。
「コチラを設置していただくだけで、毎日ミネラルウォーターが飲み放題になるんです。天然ですよ。」
そして、
「ひとまず水道水と飲み比べだけでもしてみてください。」
そこで男は「ちょっとすみません」と言い、会社かどっかに携帯でTEL。
「●●号室の○○さん、飲み比べです!」(←もちろんうちの部屋のうちの名字で)
絶対怪しすぎる!絶対買ってなんかやらねー!
私はそう思いながらも渋々飲み比べ。
確かに、水道水と比べたら臭み等は消えている。
でも、男に「どうですか?全然違うでしょう?」と感想を求められて来たので、私はここで「わぁー!ほんとうだ!全然違っておいしいわぁ!」等とぬかしてしまえば最後だと思い「え〜?どうかな。」と曖昧な発言。
男「他の奥さんは『どうしてこんなに水が柔らかくなるのー』なんて言ってくれるんですよ−」
私「ふーん。」(曖昧な態度続行)
男「うちは産業ナンタラ省からも認められているんですよ。(Gのマークのシールが浄水器に貼られているのを指差し)、このシールなんだか知ってますか?」
私「知ってるけど・・」(←正直に答え過ぎ)
それは「グッドデザイン賞」と言って、「Gマーク」はグッドデザイン賞の受賞を示すマークです。これは形の美しさだけではなく、「品質の良さ」「使いやすさ」「商品としてのバランスの良さ」が認められたものが付けられるマーク、らしい(今検索して調べた。しかも悔しい事にその押し付けられそうになった浄水器もちゃんとリストに載ってたヽ(`Д´)ノ )
男は続く「ドラマの『GOOD LUCK!』って見てました?」
私「はあ・・」
男「あのドラマにも、コチラ登場してるんですよー。」
と言い、自らのファイルから柴咲コウがやってた役の家のキッチンのシーンの写真を出して来た。
そうやって様々な方面で認められていることを私に洗脳させようとしている魂胆、ミエミエ。
男はうちの流しの横に置かれてたアルプスの天然水のカラになったペットボトルが何本か置かれていることに気付き「あ、ミネラルウォーターとかよく飲まれるんですか?」
私「だんながまあ、よく飲みます。」
男「1日に何本くらい?」
私「1日に1本空けるか空けないかくらい・・」
男「1本おいくらくらいで買ってます?140円くらいでしょ?」
私「130円くらい。」
男「それを2日に1本飲んだとしても、月3000円くらいですよね。その費用を、コチラに回してもらえるだけで、ミネラルウォーターは飲み放題、しかも、お米炊くのにもお料理にも使えるんですよ。これは絶対損しませんよ。」
どうやら、その浄水器は月契約で、本体代などは一切不要などだという。
月に3900円ということだ。(←でもこの値段をはっきり言って来たのは、かなり最後の方になってからで、なかなか言わなかった)
「この値段は『サンキュー』という意味なんですけどね。」とかぬかしやがった。
終始、男はつまらんギャグを挟んで来ていたので、私は一向に無視してやったけど。
(つまり男はダダスベリ)
それでも男は更に加速する。
水道管の内部の汚れた写真を見せつけ「水道管はこんなに汚れてるんです。これはまだマシな方ですけど。」
「水道水に含まれる塩素などは、ビタミンなども壊します。」
「アトピーなどの皮膚病、慢性病にも悪影響」
「家族の事を考えると、今のこの水道水のまま、使い続けても大丈夫なのか?」
などなど、延々と力説をしていたので、私はしびれを切らせて「つまり、これを使えって言うんでしょ!?」と言ってやった。
男は「あー。バレちゃいました?そうなんですよ。」
と言ったので、
私「こういうことはだんなにも相談しないといけないんで、今すぐには決められません。」と返した。
ここより、けっこうなバトルが繰り広げられる。
男「だいたいの奥さんはそう言うんですよね。でも男の人はだいたいが断れっていうんですよ。でも、奥さん、考えてみて下さいよ。この汚い水を使い続けるより、コチラを付けて、おいしい水で作った料理を出したり、だんなさんも実際に飲んでみたら、絶対に文句は言わないはずですよ。」
私「でも、お金が発生することでしょ。私のお金で生活してるわけじゃないし、だんなが稼いでるから、私一人では決められない。」
男「じゃあ奥さん。ミネラルウォーターが、こっちのお店では1本130円で売られてたけど、こっちのお店では130円で買い放題があったとしたら、買い放題の方買いますよね?当たり前ですよね?それを聞いて、だんなさんは「なんで1本130円の方買わないんだよー!」って怒ると思います?「130円で買い放題!?そりゃ得したなー」って誉められるに決まってますよね?」
私「そうかもしれないけど、それとこれとは別の話じゃないんですか?」
男「別じゃないですよー!実際今、奥さんが月に使われている費用を、そのままコチラに移していただくだけで、ミネラルウォーターで料理だって作れるんですよ?こんないい話、ないじゃないですかー!」
私「いい話には、だいたい穴があるんでね・・・」
男「じゃあ、奥さんは実際、この製品は気に入ってくれてますか?」
私「・・・・・・(かなり考えて)、「気に入ってる」って言ったら無理矢理置くんでしょ!?」
男「またまた、そんなこと言って。奥さん今、ぶっちゃけ僕のこと「こいつしつこいな」とか思ってらっしゃると思うんですけど、でもコイツを気に入っていただいてるんだったら、置いていただくべきですよ。」
男は、私の言葉を逆に返し、「つまり奥さん(私)は気に入ってる」という解釈に勝手に出て来た。
私は一言も「気に入ってる」とは言ってないのに!!
これはもう、押し売り以外の何ものでもないと確信。(翌日に続く)
そんな1日を完全レポします。
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我が家のピンポンが突然不規則に鳴った。
(今思うと、ピンポンの鳴らし方さえ礼儀知らずだ!!)
覗き穴を覗くと、作業服を着た若い男が立っている。
新聞の勧誘ではなさそうだったので玄関を開けてみた。
ここが私の最大の失敗だった・・・。
開けると男は「環境なんたらセンターの者ですが、」(←悔しい事になんて言ってたかちゃんと聞き取れなかった)「水道管の汚染の確認に地域ごとで回ってます。少しの時間ですが、キッチンの流しを見させてもらってもよろしいですか?」
私は「あ、そんなことやってるんだー・・」と思ってしまい、不用心にもその男を家に上がらせてしまった・・・!!!!!
(今こうして書いていると、非常にうさん臭く、安易に家に上がらせた自分がとっても情けないのですが・・・)
そこから、押し売り業者と私の、長い長い攻防戦が始まるのだ。
男はまず、水道水をコップに少し入れ、何かの液を垂らした。
それで、塩素やらなんやらの汚い物質がどれだけ混ざってるかの濃度を見るのだという(多分そんな感じ)
この辺りから男の口調が一変、営業口調に変わったのだ。
それを私は感じ「あー!これは絶対ヤラレタな・・・。絶対何か売り付けるつもりだ。なにがなんでも断ってやる!!」
とは言っても、家に上がらせてしまった私に落ち度はありまくり。
かなりの後悔を感じてしまった。
そしてもちろん水道水は、男の持って来た得体の知れない液に大反応。
黄色く濁る。
「これだけお宅の水は汚れてます。」的なことを営業口調で力説し始める。
そして男はリュックから何かを取り出した。
高さ30cmくらいのポンプのようなもの。
浄水器だ・・・!!
キタ━━━━(`Д´)━━━━ !!!!!
かなり身構える私。
「コチラを設置していただくだけで、毎日ミネラルウォーターが飲み放題になるんです。天然ですよ。」
そして、
「ひとまず水道水と飲み比べだけでもしてみてください。」
そこで男は「ちょっとすみません」と言い、会社かどっかに携帯でTEL。
「●●号室の○○さん、飲み比べです!」(←もちろんうちの部屋のうちの名字で)
絶対怪しすぎる!絶対買ってなんかやらねー!
私はそう思いながらも渋々飲み比べ。
確かに、水道水と比べたら臭み等は消えている。
でも、男に「どうですか?全然違うでしょう?」と感想を求められて来たので、私はここで「わぁー!ほんとうだ!全然違っておいしいわぁ!」等とぬかしてしまえば最後だと思い「え〜?どうかな。」と曖昧な発言。
男「他の奥さんは『どうしてこんなに水が柔らかくなるのー』なんて言ってくれるんですよ−」
私「ふーん。」(曖昧な態度続行)
男「うちは産業ナンタラ省からも認められているんですよ。(Gのマークのシールが浄水器に貼られているのを指差し)、このシールなんだか知ってますか?」
私「知ってるけど・・」(←正直に答え過ぎ)
それは「グッドデザイン賞」と言って、「Gマーク」はグッドデザイン賞の受賞を示すマークです。これは形の美しさだけではなく、「品質の良さ」「使いやすさ」「商品としてのバランスの良さ」が認められたものが付けられるマーク、らしい(今検索して調べた。しかも悔しい事にその押し付けられそうになった浄水器もちゃんとリストに載ってたヽ(`Д´)ノ )
男は続く「ドラマの『GOOD LUCK!』って見てました?」
私「はあ・・」
男「あのドラマにも、コチラ登場してるんですよー。」
と言い、自らのファイルから柴咲コウがやってた役の家のキッチンのシーンの写真を出して来た。
そうやって様々な方面で認められていることを私に洗脳させようとしている魂胆、ミエミエ。
男はうちの流しの横に置かれてたアルプスの天然水のカラになったペットボトルが何本か置かれていることに気付き「あ、ミネラルウォーターとかよく飲まれるんですか?」
私「だんながまあ、よく飲みます。」
男「1日に何本くらい?」
私「1日に1本空けるか空けないかくらい・・」
男「1本おいくらくらいで買ってます?140円くらいでしょ?」
私「130円くらい。」
男「それを2日に1本飲んだとしても、月3000円くらいですよね。その費用を、コチラに回してもらえるだけで、ミネラルウォーターは飲み放題、しかも、お米炊くのにもお料理にも使えるんですよ。これは絶対損しませんよ。」
どうやら、その浄水器は月契約で、本体代などは一切不要などだという。
月に3900円ということだ。(←でもこの値段をはっきり言って来たのは、かなり最後の方になってからで、なかなか言わなかった)
「この値段は『サンキュー』という意味なんですけどね。」とかぬかしやがった。
終始、男はつまらんギャグを挟んで来ていたので、私は一向に無視してやったけど。
(つまり男はダダスベリ)
それでも男は更に加速する。
水道管の内部の汚れた写真を見せつけ「水道管はこんなに汚れてるんです。これはまだマシな方ですけど。」
「水道水に含まれる塩素などは、ビタミンなども壊します。」
「アトピーなどの皮膚病、慢性病にも悪影響」
「家族の事を考えると、今のこの水道水のまま、使い続けても大丈夫なのか?」
などなど、延々と力説をしていたので、私はしびれを切らせて「つまり、これを使えって言うんでしょ!?」と言ってやった。
男は「あー。バレちゃいました?そうなんですよ。」
と言ったので、
私「こういうことはだんなにも相談しないといけないんで、今すぐには決められません。」と返した。
ここより、けっこうなバトルが繰り広げられる。
男「だいたいの奥さんはそう言うんですよね。でも男の人はだいたいが断れっていうんですよ。でも、奥さん、考えてみて下さいよ。この汚い水を使い続けるより、コチラを付けて、おいしい水で作った料理を出したり、だんなさんも実際に飲んでみたら、絶対に文句は言わないはずですよ。」
私「でも、お金が発生することでしょ。私のお金で生活してるわけじゃないし、だんなが稼いでるから、私一人では決められない。」
男「じゃあ奥さん。ミネラルウォーターが、こっちのお店では1本130円で売られてたけど、こっちのお店では130円で買い放題があったとしたら、買い放題の方買いますよね?当たり前ですよね?それを聞いて、だんなさんは「なんで1本130円の方買わないんだよー!」って怒ると思います?「130円で買い放題!?そりゃ得したなー」って誉められるに決まってますよね?」
私「そうかもしれないけど、それとこれとは別の話じゃないんですか?」
男「別じゃないですよー!実際今、奥さんが月に使われている費用を、そのままコチラに移していただくだけで、ミネラルウォーターで料理だって作れるんですよ?こんないい話、ないじゃないですかー!」
私「いい話には、だいたい穴があるんでね・・・」
男「じゃあ、奥さんは実際、この製品は気に入ってくれてますか?」
私「・・・・・・(かなり考えて)、「気に入ってる」って言ったら無理矢理置くんでしょ!?」
男「またまた、そんなこと言って。奥さん今、ぶっちゃけ僕のこと「こいつしつこいな」とか思ってらっしゃると思うんですけど、でもコイツを気に入っていただいてるんだったら、置いていただくべきですよ。」
男は、私の言葉を逆に返し、「つまり奥さん(私)は気に入ってる」という解釈に勝手に出て来た。
私は一言も「気に入ってる」とは言ってないのに!!
これはもう、押し売り以外の何ものでもないと確信。(翌日に続く)
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